知ってほしい「やんばるのノネコ対策」

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おはようございます。

実は今度の4月から実施されようとしていた

「ずっとやんばる ずっとうちネコ アクションプラン」(詳しくは下記リンクをご覧ください)

https://www.pref.okinawa.jp/site/iken/r4/documents/nekokanrikyouseikoudoukeikaku.pdf

が実施を延期する事となりました。ただ、2023年度半ば開始を目指すという事になっていますので、今後注目してほしい。

3/18(土)の琉球新報の記事もご覧ください。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1679724.html

 

デジタル記事には図のみが掲載、紙版ではやんばる3村の17年~21年度までのネコの捕獲数などの詳細

データーも掲載されています。そのネコたちの譲渡数と愛護センターへの収容数も注目してください。

ほとんどが県内の動物保護・愛護団体により引き出しされている事。

捕獲、不妊手術等は行政の事業として予算が確保されていたりしますが、譲渡に向けての取り組みはほぼ100%ちかく、保護・愛護団体へ丸投げ状態なのです。

年明けから県内の保護団体の経営危機というニュースを目にした方も多いのではないでしょうか。

やんばるからノネコ対策で捕獲されたネコたちもたくさん受け入れてくれていた団体なんです。

公的な支援はもちろんありません。

 

 保護活動は、大きく別けて3つあります。

①適正飼養の普及 ②ノネコ、ノラネコの保護 ③譲渡」

中でも③譲渡活動は特に、時間も費用もかかります。

譲渡までの流れとしては

①一時保護

②体調チェック(虫下しやワクチン接種)

③不妊手術

④人と生活するための馴らし

⑤マイクロチップ装着

⑥里親募集活動(空輸手配)

などがあげられます。何より時間がかかるのは④馴らしと⑤里親募集の部分です

子猫であればすぐにうちとけてくれますが、大人猫はかなりの時間を要します。

また、沖縄県内では猫の数が多く、新たな飼い主さんを探すのは困難で、県外団体との連携もしながら里親さんを探していきます。

また、日々の体調管理費用も持ち出しで行われています。

毎月のノミダニ駆除(1本約2000円)、体調が悪い場合は医療にもかけます。

ご飯、トイレ用ネコ砂、毎日使う消耗品は1匹あたり5000円は下りません。

 

【大宜味村の取り組み】

①ノネコ・ノラネコの捕獲

②体調チェック(虫下しやワクチン接種/初回のみ)

③不妊手術

④マイクロチップ装着(村内飼育の場合)

上記の部分は村の補助で無料で行われます。

一時預かりや人馴れ、体調管理などは村内の動物愛護団体へと託しています。

その団体は2022年度、ネコの適正飼養の広報、村内巡回、保護ネコ譲渡に向けての取り組み

を大宜味村より事業として委託を受け1年間取り組みました。譲渡会での譲渡も少しずつで

すが、実を結んでいます。

 

県が行う事業においても、譲渡へ向けての取り組みへの支援を含めた事業設計を望みます。

やんばる全体で地域の豊かな自然も守り、ネコたちの生活も守られる環境づくりに取り組んでいけたらと思います。

 

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