【沖縄北部】東村の特産品はパイナップル!時期や販売店、他のおすすめ特産品もご紹介!
こんにちは!やんばるファーストな観光情報を発信する大宜味村観光協会スタッフです。
沖縄のフルーツといえばパイナップルですよね。
実は、日本で作られるパイナップルのほとんどは沖縄県産なんです。
ところで皆さん、沖縄で最も多くパイナップルが生産されている地域はどこか、ご存じですか?
正解は、沖縄県北部にある国頭郡(くにがみぐん)東村(ひがしそん)です!
今回は東村で採れる様々なパイナップルを含め、東村の特産品とおすすめの購入場所について、ご紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
東村の特産品で1番有名なのはパイナップル!生産量が日本一
パイナップルの生産量日本一を誇る、東村。
東村にはパイナップル生産に欠かせない3つの条件「酸性の土壌」、「水はけの良い土地」、「高い気温」が揃っているんです。
パイナップル作りに最適な土地として、約180もの農家の方たちが10種類以上のパイナップルを作っています。
日本で唯一のパイナップル加工場があるのも、東村です。
沖縄北部中のパイナップルが集められ、缶詰の原料になっています。
ここでは、そんな「パイナップルの里」東村で採れるパイナップルの種類の特徴について、その魅力や時期、特におすすめの品種についてご紹介していきます。
東村の特産品パイナップル8種の魅力や旬の時期をチェック!
現地でパイナップル選びに迷わないためにも、東村で作られている品種のうち主な8種の出回る時期、特徴についてチェックしましょう!
その前に注意点が一つ。
店頭ではよく「露地パイン」や「ハウスパイン」という名前を目にします。
しかし、これらは品種名ではなく、栽培方法を示しているだけなんです。
- 露地パイン:屋外で栽培されたパイン
- ハウスパイン:ハウス栽培されたパイン(ハウス内で育てると、より甘く形の整ったものができやすい)
混同しやすいので、気をつけてくださいね。
それでは、東村で作られる代表的な8種について見ていきましょう!
品種 | 時期 | 特徴 |
N67-10 (スムースカイエン、 ハワイ種、Nパイン) |
露地 :8月~4月 ハウス:5月~7月 |
・沖縄のパイナップルの定番 ・甘さと酸味のバランスが良い ・果汁が多くジューシー |
ジュリオスター | 7月 | ・程よく酸味があり、甘い ・果汁が多くジューシー |
ボゴール (スナックパイン) |
7月~8月 | ・手でちぎって食べられる ・酸味が少なく甘い ・やや小ぶり |
ソフトタッチ (ピーチパイン) |
8月 | ・桃のような香り ・白くて軟らかい果肉 ・酸味が少なく甘い ・果汁が多くジューシー ・やや小ぶり |
クリームパイン (ミルクパイン) |
8月~9月 | ・白い果肉 ・酸味が少なくクリーミー |
ハニーブライト (パイン4号) |
8月~9月 | ・やや硬い果肉 ・酸味が少なく甘い ・果汁が多くジューシー |
ゴールドバレル | 8~9月 | ・軟らかい果肉 ・酸味が少なく甘い ・果汁が多くジューシー |
ゆがふ | 春~夏 | ・白くてやや軟らかい果肉 ・そこそこ酸味があるが、甘い ・果汁が多くジューシー |
特におすすめのパイナップルは東村が誇る「ゴールドバレル」
先ほどご紹介したパイナップルの中でも、「国産パイナップルの最高峰」として東村の名産となっているのが「ゴールドバレル」です。
1989年から17年間品種改良された末、生食用のパイナップルとして世に送り出されました。
黄金色(Gold)の果肉と、樽(Barrel)のような見た目が名前の由来です。
「国産パイナップルの最高峰」と謳われる理由には「糖度が高いこと」「重量があること」「刺激が少ないこと」の3つがあります。
「東村ゴールドバレル研究会」の方々が生産したゴールドバレルは、品質は保証付きです。
センサーで糖度を計測し、基準を満たしたものしか出荷していません。
糖度15.8度以上で質の高いものを「特A級」、糖度が15度以上のものを「A級」としています。
さらに、ゴールドバレル通常のパインに比べ重量が1.4kg〜2.8kgと約2倍の大きさ!
食べごたえも満点ですね。
また、パイナップルを食べて、口内がイガイガした経験はありませんか?
ゴールドバレルには、イガイガの原因成分「ブロメライン」があまり含まれていないため、生で食べてもイガイガしにくいんです。
パイナップル特有の刺激が苦手な人も、ゴールドバレルなら食べられるかもしれませんね。
栽培の難しさから、あまり多くは出回っていませんが、パイナップル好きの方はもちろん、そうでない方にもおすすめです。
ぜひ一度、食べてみてくださいね!
東村はパイナップルだけじゃない!こんな特産品も
東村にはパイナップル以外にも、おすすめの特産品がたくさんあるんです。
いくつかピックアップしてご紹介します!
【東村の特産品】3つの南国フルーツ「パパイヤ・マンゴー・タンカン」
パパイヤ、マンゴー、タンカンなどのトロピカルフルーツも、東村の特産品です。
パパイヤは一年中採れるため、東村にいつ訪れても楽しめます。
東村で生産されているのは「サンライズソロ種」という品種で、スーパーでよく見かける黄色いパパイヤより、果肉が赤くて甘いんですよ。
パイナップルと同じく夏に採れる果物といえば、マンゴーです。
東村では、7月~8月にかけて「アップルマンゴー(アーウィン種)」を中心に出回ります。赤い皮と卵型の形を持つ定番のマンゴーです。
8月~9月になると「キーツマンゴー(キーツ種)」も出てきます。
完熟しても緑色で、アーウィン種より大きい品種です。
生産量が少ないために「幻のマンゴー」といわれています。
一方、冬の時期に出回るのが「南国のみかん」であるタンカンです。
12月後半に出始め、2月頃まで楽しむことができます。
タンカンは見た目がごつごつとしていますが、酸味と甘さのバランスは絶妙で、房を包む皮が薄いので食べやすいのが魅力です。
パイナップルが苦手なら、これら3つのフルーツをお土産にするといいかもしれませんね。
【東村の特産品】脂が美味しい「あぐー豚」と「パイとん」
沖縄県固有の豚と言えば、在来種の「アグー」ですよね。
東村にも、もちろんアグーはいます。
しかし、普通のアグーとはひと味もふた味も違うんです。
東村のブランド豚は、「アグー」ではなく「あぐー」と書きます。
在来種のアグーと区別するためです。
東村の「あぐー豚」は、在来種「アグー」と一般的に飼育されている豚をかけ合わせてできた品種で、脂身が多く強いうまみや甘みを持つことが特徴です。
さらに2021年には、新しいブランド豚「パイとん」が誕生しました。
東村産のパイナップルを餌にして育てられた「あぐー豚」です。
パイナップルを食べることで、うまみや甘みがUPして、さっぱりとした口どけの脂身になっています。
「パイとん」は、生産と販売を手がける「有限会社沖縄北斗」の直売所と、この後ご紹介する「道の駅サンライズひがし」の2カ所で販売されています。
しゃぶしゃぶ用と焼肉用が売られているので、キャンプ場でBBQをする時にもおすすめですよ。
東村の特産品を買うなら「道の駅サンライズひがし」へ!
東村の特産品を買うなら、「道の駅サンライズひがし」がおすすめ!
以前は「東村特産品加工直売所 サンライズひがし」として運営していましたが、2020年3月に道の駅となった施設です。
おすすめの販売所である「サンライズひがし」について、販売されている商品、見どころ、アクセス方法について解説します。
パイナップルだけで約10種類!?東村の特産品が集結!
「サンライズひがし」では農作物、パイとんを含め、ハーブティーやハーブを使ったスキンケア商品、緑茶、木工品など、地元の様々な物産が売られています。
特にパイナップルは、季節になると最大約10品種が店頭に並ぶんです!
希少なゴールドバレルも、時期である8~9月に行けば買える可能性がありますよ。
さらに東村には10数種のパイナップルが育てられているため、先ほどご紹介した8種以外をゲットできるチャンスも。
違う品種をいくつか買って、食べ比べてもいいですね。
パイナップルを使った食品のラインナップにも注目です。
BBQソース、ポン酢、あんだんすー(油味噌)と言った調味料から、ワイン、ジャム、スイーツなど、ありとあらゆる商品がそろっています。
テイクアウトのドリンク「パインフローズン」もおすすめですよ。
休憩スポット「お食事処 東ぬ浜(あがりぬはま)」
「サンライズひがし」には直売所の他に、もう一つ見どころがあります。
地元民に人気の食堂「お食事処 東ぬ浜(あがりぬはま)」です。
東村のお母さんたちが、沖縄名物や山盛りの定食を提供しています。
人気メニューはソーキと三枚肉入りの「沖縄そば」。
「天ぷら盛り合わせ」や「ぜんざい」などのテイクアウトできる商品もありますよ。
沖縄北部の東側には、食堂やコンビニなどの休憩スポットがあまりありません。
ぜひ「お食事処 東ぬ浜」でお腹を満たしてから観光してください!
「サンライズひがし」の営業時間・アクセス
「サンライズひがし」の店舗情報や、那覇空港からのアクセス方法もご紹介します。
営業時間などの基本的な情報は次の通りです。
営業時間 | 直売所:9:00~18:00(年中無休) お食事処東ぬ浜:11:00~17:00(ラストオーダー16:00) 毎週火曜日・年末年始休み |
住所 | 〒905-1204 沖縄県国頭郡東村字平良550-23 |
連絡先 | TEL:0980-43-2270 FAX:0980-43-2270 |
続いて、那覇空港からのアクセス方法について説明します。
那覇空港から「サンライズひがし」への行き方は次の3通りです。
駐車場は無料で利用できます。
レンタカー ※一般道利用 |
那覇空港から「国道58号線」を北上 塩屋大橋を渡った先を右折して「国道331号線」へ 平良湾手前の丁字路を左折 |
レンタカー ※高速道路利用 |
那覇空港から「那覇空港自動車道」を経由し「沖縄自動車道」へ 「許田IC」で下りて国道58号線を北上 塩屋大橋を渡った先を右折して「国道331号線」へ 平良湾手前の丁字路を左折 |
バス +レンタカー |
那覇空港から高速バスか路線バスに乗り「名護バスターミナル」で下車 名護市でレンタカーを借り、国道58号線に乗って北上 塩屋大橋を渡った先を右折して「国道331号線」へ 平良湾手前の丁字路を左折 |
東村おすすめの特産品を知って旅行の思い出に!
日本で最もパイナップルを生産している場所が東村です。
東村で作られるパイナップルのうち、8種について出回る時期や特徴をご紹介しましたが、中でもゴールドバレルは東村を代表する品種です。
パイナップル以外にも、パパイヤ、マンゴー、タンカンといった南国の果実、ブランド豚の「あぐー豚」が特産品として挙げられます。
2021年には新しいブランド豚として、東村産のパイナップルを与えられて育った「パイとん」も生まれました。
東村のパイナップルや新鮮なフルーツ、パイとんを豊富に取り揃えているのが「道の駅サンライズひがし」です。
パイナップルの加工品やハーブ製品、お茶、工芸品も購入でき、レストランも併設。
ドライブの寄り道にもぴったりのスポットです。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
南の島の北のほう通信では、沖縄北部(やんばる)の観光情報や最新のローカルニュースを発信中。
東村へ行く前にチェックして、スムーズに旅を楽しんでくださいね!
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