国頭村の特産品をご紹介!おすすめの購入場所も詳しくチェック
こんにちは!やんばるファーストな観光情報を発信する大宜味村観光協会スタッフです。
本島最北端の辺戸岬(へどみさき)が有名な国頭郡の国頭村(くにがみそん)。
国頭村は総面積のほとんどが照葉樹林に囲まれ、沖縄の原風景が色濃く残る緑豊かな地域です。
行ってみたい!と興味を持つ方も多いと思いますが、せっかくならお土産としてどんな特産品があるかも気になりますよね。
そんな方のために、今回は国頭村の特産品とおすすめの購入場所について、詳しくご紹介していきたいと思います!
国頭村の特産品、まずはおすすめの食べ物・飲み物からご紹介!
沖縄と言えば海のイメージが強いですが、国頭村は照葉樹林が生い茂る緑豊かな地域です。
特産物も、その特徴を強く反映しています。
おすすめの特産品のうち、まずは食べ物や飲み物を6つご紹介します!
国頭村の特産品1:日本で一番早い新茶「おくみどり」
日本一早く飲める新茶と言えば、国頭村の奥(おく)地域で栽培される「おくみどり」。
一般的な新茶の茶摘みシーズンは4月上旬から5月中旬ですが、おくみどりは3月中旬から採れるんです!
「やぶきた」、「ゆたかみどり」、「印雑(いんざつ)」の3つの品種からなるブランド茶で、上品な甘さと鮮やかな色味が特徴となっています。
緑茶の採れるイメージがない沖縄県ですが、おくみどりの産地である国頭村奥(おく)では80年以上も前から栽培が続いているんですよ。
奥集落でお茶作りが根づいた理由には、温暖な気候、丘陵地ならではの寒暖差、「国頭マージ」と呼ばれる酸性土壌の3つがあります。
長年続く少量生産の貴重なお茶を、ぜひ一度味わってみてください!
国頭村の特産品2:シナモンの葉で作る「からぎ茶」
国頭村ならではのお茶として、シナモンの一種「カラギ」の葉で作った「からぎ茶」もおすすめです。
ほんのりと甘く、爽やかな味わいをしています。
「カラギ」というのは方言で、「オキナワニッケイ」が正式名称です。
沖縄県にしか生えていない樹木で、地元では昔から葉や根を使ったお茶や薬用酒が作られてきました。
実際、胃の働きを高める、身体を温める、熱を下げる、痛みを和らげるといった4つの効果があるようです。
からぎ茶の飲み方は、ホットでもアイスでもOK。
カフェインフリーなので、小さなお子さんでも飲めますよ。
そのままの味を楽しむだけでなく、ハーブとブレンドしたり、牛乳で割ったりして、アレンジするのもおすすめです。
他県ではお目にかかれないお茶なので、お土産にぴったりですね。
国頭村の特産品3:素材にこだわった「クニガミドーナツ」
「クニガミドーナツ」は、地元の洋菓子店など3店舗が協力して生み出された、国頭村限定スイーツ。
きび糖の優しい甘さ、コクのあるココナッツミルクの香り、もちもちの食感がくせになるドーナツです。
地元で作られたきび糖、豆乳、全粒粉、タピオカ粉を使って、一つ一つが手作りされています。
子どもでも安心して食べられるよう、卵や乳製品、添加物は使われていません。
基本のフレーバーは「プレーン」と「チョコレート」の2つで、季節によって「パイン」、「タンカン」、「カラギ」が加わります。
この後ご紹介する「道の駅ゆいゆい国頭」と、開発に携わった「宮里菓子店」でも食べられますよ!
ただし全て手作りのため、たくさん作れずに売り切れてしまうこともしばしば。
特に季節限定商品はフルーツの収穫状況によるため、早めの購入か、電話での予約がおすすめです。
国頭村の特産品4:冬におすすめのフルーツ「タンカン」
緑茶と同じく、土地の起伏を活かして作られているのが「タンカン」です。
ポンカンとネーブルオレンジが自然交配してできたタンゴールの仲間で、暖かい気候を好みます。
ビタミンCに富んでいて、なんと一般的なミカンの2倍も含んでいるんです!
さらに甘さと酸味のバランスがよく、房を包む皮が薄いので食べやすさも抜群です。
旬である1~2月になると、農協や道の駅、スーパーに並びます。
美味しいタンカン選びのコツは「やなかーぎー」。
沖縄の方言で「見た目が良くない」ことを意味します。
台風によって傷がついたり、皮がゴツゴツしたりしていて、多くのタンカンは見た目があまりよくありません。
しかし、タンカンは「やなかーぎー」な方が、美味しいといわれているのです。
購入の際はぜひ「やなかーぎー」を意識してみてくださいね!
国頭村の特産品5:広大な土地で育つ「マンゴー」
国頭村で夏場に採れるフルーツといえば、マンゴーです。
緑茶のところで紹介した酸性土壌「国頭マージ」は、マンゴー作りにも適しています。
沖縄県はマンゴー生産日本一ですが、その中でも国頭村は、特に生産が盛んな地域なんです。
県内最大のマンゴー農園も、国頭村にあるんですよ。
沖縄県のマンゴー収穫時期は6~9月ですが、農家によって出荷の時期は違います。
味も少しずつ違うので、食べ比べしてみても楽しいですよ!
国頭村の特産品6:幻のブランド豚「イノブタ」
「イノブタ」とは文字通り、イノシシと豚を掛け合わせた品種のこと。
国頭村のイノブタは、村の山中に生息する「リュウキュウイノシシ」を親に持ちます。
ただ、放牧が必要なこと、他の品種より出荷までに時間を要することから、大量には生産できません。
国頭村にある3つの農家で計200頭ほどしか飼育されておらず、「幻の豚」と言われているのです。
そんな高級食材イノブタは、甘みのある上質な脂と牛肉のような赤い肉質が特徴で、臭みの少ないあっさりとした味わいをしています。
一般的な豚肉より高タンパク・低脂質で、鉄分、リン、ナトリウムなどのミネラルを多く含んでいるため、栄養もたっぷりです。
炒め物に使っても良し、ステーキにしても良しで、トンカツや角煮など一般的な豚肉と同じように食べられます。
脂身が少なめなので、あえて言うなら「焼く」調理法がおすすめですよ。
国頭村の特産品は工芸品や化粧品まで幅広く人気!
食べ物以外の特産品についても、工芸品や化粧品などさまざまなおすすめがあります。
国頭村の豊かな自然を活かして作られる特産品を、2つピックアップしてご紹介します。
国頭村の特産品7:余った木材を活かす「やんばるクラフト」
「やんばるクラフト」は、やんばるの森で採れる木材を最大限利用しつつ、雇用を増やすために立ち上げられた、新しい木工芸ブランドです。
面積の80%以上が森林で覆われている国頭村では、昔から林業が盛んでした。
やんばるの森で伐採される木材は、建築資材としても利用されます。
しかし、木一本のうち建築資材として利用できるのは4割の部分だけ。
残りの6割に付加価値をつけるために、やんばるクラフトの工房で木工品へ加工されています。
工房では琉球松、クスノキ、センダン、イタジイなどから、木目を生かしたつやのある商品が手作業で作られます。
ラインナップはスプーンやプレート、カップなど、木材を削って作られたものがメイン。
匠たちが作った長く使える逸品を、ぜひ手にとってみてくださいね。
国頭村の特産品8:肌に優しいコスメ「やんばる森のツバキ」シリーズ
「やんばる森のツバキ」シリーズは、地元で理容師をしている田島夫妻が「肌の弱い孫のために」開発したオーガニックシャンプー&スキンケア商品です。
原料には、国頭村にあるやんばるの森で育てられた椿油が使われています。
椿の栽培から製造、販売まで、すべて田島夫妻が自ら行っているんですよ。
さらに、ノンシリコンで防腐剤・鉱物油・合成香料・合成着色料無添加、皮膚アレルギーテスト済みなため、赤ちゃんやデリケートな肌の方でも安心ですね。
椿油には肌の調子を整えて、潤いと柔らかさを与える効果があるので、気になる人はぜひ試してみてくださいね。
国頭村の特産品を買うなら「道の駅ゆいゆい国頭」へ
これまで紹介してきた8つの特産品を購入するなら「道の駅ゆいゆい国頭」がおすすめ!
沖縄本島最北端の道の駅である「道の駅ゆいゆい国頭」には、ありとあらゆる国頭村の物産が集められているんです。
ここでは「道の駅ゆいゆい国頭」で買える商品や見どころ、アクセスについご紹介していきます。
「道の駅ゆいゆい国頭」で買える特産品はさまざま!
空港には売っていない国頭村の物産など、「道の駅ゆいゆい国頭」の商品ラインナップは非常に豊富です。
タンカンやマンゴー、パイナップル、島らっきょう、ゴーヤーなど、国頭産の新鮮なフルーツや野菜を買いたいなら「ふるさと市(農家直売所)」で購入できますよ。
一方、農産物の加工品は「道の駅ゆいゆい国頭」館内に売っています。
先ほど紹介した、おくみどり茶、からぎ茶はもちろん、タンカンで作ったジャムや薬膳華みそなど、挙げるときりがないほど種類豊富です。
もちろん、スイーツのチェックも忘れてはいけません。
クニガミドーナツをはじめ、おくみどりを使ったクッキーやタルト、ナントウ餅(味噌が効いた沖縄のお正月用のお餅)などがあります。
幻の豚「イノブタ」を食べるなら「 わぁ~家~(わぁ~や~)」か「猪ばる」へ。
イノブタの他にも、「レストランくいな」でブランド豚のくんじゃん豚、「まるとみ鮮魚かまぼこ店」で沖縄かまぼこ、フードコートで廃鶏(はいけい:卵を産み終わった鶏)やサーターアンダギーといった国頭村のソウルフードが味わえます。
ヤンバルクラフトで作られた木工品や「くんじゃん焼」といった焼き物など、形に残る特産品も売っているので、訪れた際はぜひチェックしてみてくださいね。
「道の駅ゆいゆい国頭」の見どころ2つ
「道の駅ゆいゆい国頭」には、特産品以外にもチェックしたい見どころがたくさんあります。
なかでも「ヤンバルクイナ像」と「展示室」がおすすめです。
ウェイトリフティングをする「ヤンバルクイナ像」は、「道の駅ゆいゆい国頭」の玄関正面に設置されています。
かつて国頭村で開催された海邦国体の記念として建てられました。
見た目のインパクトから、フォトスポットにぴったりです。
もう一つの見どころは、館内にある「展示室」。
無料で開放されていて、国頭村の自然や人々の暮らしを学ぶことができます。
ヤンバルクイナやイノシシといった、やんばるの森を代表する生物の標本に加え、伝統的な漁船「サバニ」や日用品など、実際に使われていた道具の数々が見られます。
2つの見どころを押さえて、さらに「道の駅ゆいゆい国頭」を楽しんでくださいね。
「道の駅ゆいゆい国頭」の営業時間・アクセス
「道の駅ゆいゆい国頭」の店舗情報や、那覇空港からのアクセス方法もご紹介します。
営業時間などの基本的な情報は次の通りです。
営業時間 | 9:00~18:00(ふるさと市は17:30まで) 年中無休 ※年末年始・お盆短縮営業 |
住所 | 〒905-1412 沖縄県国頭郡国頭村字奥間1605 |
連絡先 | TEL:0980-41-5555 FAX: 0980-50-1952 |
続いて、那覇空港からのアクセス方法について説明します。
那覇空港から「道の駅ゆいゆい国頭」への行き方は次の3通りです。
レンタカー ※高速道路利用 |
那覇空港から「那覇空港自動車道」を経由し「沖縄自動車道」へ 「許田IC」で下りて国道58号線を「国頭方面」へ北上 所要時間は約2時間、無料駐車場の利用が可能 |
バス +レンタカー |
那覇空港から高速バスか路線バスに乗り「名護バスターミナル」で下車 名護市でレンタカーを借り、国道58号線に乗って「国頭方面」へ |
バス | 那覇空港から高速バスか路線バスに乗り「名護バスターミナル」で下車 名護バスターミナルで路線バス(67番・辺土名線)に乗り、「奥間ビーチ入口」で下車 バス停から徒歩約1分で到着 |
国頭村の特産品は食べ物から工芸品まで魅力がたくさん!
国頭村の特産品はたくさんありますが、以下の8つが特におすすめです!
- おくみどり
- からぎ茶
- クニガミドーナツ
- タンカン
- マンゴー
- イノブタ
- やんばるクラフト
- 「やんばる森のツバキ」シリーズ
これら8つの特産品を買えるのが「道の駅ゆいゆい国頭」です。
「道の駅ゆいゆい国頭」へ行けば、農作物やスイーツ、グルメ、民芸品に至るまで、国頭村の物産を網羅することができます。
ヤンバルクイナ像や展示室など、商品ラインナップ以外の見どころも満載です。
ご紹介したアクセス方法を参考に、沖縄北部(やんばる)を観光する際はぜひ足を運んでみてくださいね。
南の島の北のほう通信では、国頭村をはじめとする沖縄北部(やんばる)の観光情報や魅力を発信中。
国頭村へ訪れる前に、最新情報やローカルなニュースなど、ぜひチェックしておきましょう!
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