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沖縄でぜひ体験したいお祭り・伝統行事をチェック!
こんにちは!やんばるファーストな観光情報を発信する大宜味村観光協会 スタッフです。
沖縄は、豊かな自然に加え、独自の文化を持った神秘的な魅力もある土地。
観光に来たら、ぜひ参加して欲しいお祭りや伝統行事がたくさんあります。
季節ごとに海や花、星空などの自然をテーマにしたもの、豪華な花火が楽しめるもの、歴史的建造物で行われるもの、伝統的な踊りを楽しむものなどさまざまです。
今回は、沖縄でぜひ体験していただきたいお祭りや伝統行事の開催時期や内容などの詳細をご紹介します。
大宜味村・国頭村・東村のやんばる三村のお祭り・伝統行事の情報はもちろん、沖縄のその他の地域の祭りも紹介するので、ぜひチェックしてくださいね!
※ご紹介するお祭りや伝統行事については、新型コロナウイルスの影響により、中止、または会場の変更などが発生する可能性がございます。事前に公式ページ等で最新情報をご確認ください。
まずは沖縄やんばる三村の祭り・伝統行事をチェック!
まずは、大宜味村・国頭村・東村のやんばる三村で開催されるお祭りや伝統行事をご紹介します。
この3つの村はやんばる国立公園に指定されており、深くて豊かな山や森、美しい海が広がります。
そんなやんばるの自然を感じられるお祭りや、古くから海と密接に関わってきた土地だからこその伝統行事もぜひチェックしてください!
東村つつじ祭り(3月)
東村(ひがしそん)つつじ祭りは沖縄花のカーニバルの1つで、日本一早いつつじ祭りです。
東村は、山原(やんばる)と呼ばれる沖縄本島北部の東海岸に面した村。
「花と水とパインの村」として知られています。
その東村にあるつつじ園で、毎年3月上旬から中旬にかけて開催されている東村つつじ祭り。
つつじ園に植えられた約5万本のつつじが一斉に咲き揃うさまは、思わず声が出るほど美しい景色です。
つつじの花の美しさはもちろんのこと、園内の高台から眺められる太平洋の景色も見応えがあります。
お祭りは前半後半に分かれており、前半はお祭り期間として土日祝日には伝統芸能やライブ、ヒーローショーなどが行われるほか、スタンプラリーなどが実施され、大人も子どもも楽しめます。
後半はお花見期間で、咲き誇る一面のつつじを思う存分楽しめます。
- 開催時期 例年3月上旬~中旬
- 開催時間 平日:9時~17時(最終入園は16時まで)
- 開催場所 東村村民の森つつじ園(国頭群東村字平良861-1)
- 入園料 300円(中学生以下無料)
- お問い合わせ TEL 0980-43-2265
奥ヤンバル鯉のぼり祭り(5月)
毎年ゴールデンウィーク期間中の3日間で行われる鯉のぼりのお祭りです。
国頭村の「奥ヤンバルの里」の前を流れる奥川の河川公園の空に、約700匹もの手作りの鯉のぼりが泳ぎます。
子供エイサーやアトラクションなどステージの催し物もあり、地元の特産物などの出店もあるので、大人も子供も楽しるお祭りです。
- 開催時期 5月初旬、ゴールデンウィーク期間中の3日間
- 開催場所 「奥ヤンバルの里」河川公園(沖縄県国頭郡国頭村字奥1280-1)
- 入園料 無料
- お問い合わせ TEL:0980-50-4141
シヌグ(8月)
シヌグは豊年祈願の儀式として400年近く伝承されてきたお祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
沖縄本島の北部や離島の各地で行われる無病息災や五穀豊穣を祈願する伝統行事ですが、国頭村の安田(あだ)地区のシヌグはその中でも代表的なものとなっています。
シヌグ当日には、集落の男性が山に登り、つる草や木の葉などを身に付けて神に扮します。
太鼓を鳴らしながら山を下りると、草木で人々をはたいて邪気を祓い、浜で山と海を拝みます。
夜には女性が「ウシデーク」と呼ばれる伝統舞踊を歌い踊るなど、芸術的価値も高く、神聖な伝統行事となっています。
- 開催時期 旧暦7月の最初の亥の日から2日間
- 開催場所 国頭村安田公民館 (国頭村安田858)
- お問い合わせ TEL:0980-41-2101(国頭村役場)
塩屋湾のウンガミ(海神祭)(9月)
ウンガミ(海神祭)は約500年もの歴史がある、五穀豊穣、無病息災を祈願する祭り。
田港(たんな)・屋古(やふ)・白浜・押川・江洲の湾内7ヶ字が共同で旧盆明けの初亥の日に行う伝統行事で、塩屋湾のウンガミは国指定重要無形民俗文化財です。
地域の人たちが敬虔な気持ちで形を変えずに受け継いできたことが認められ、1997年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
祭りのスタートは、祭り前夜に神事を司る「カミンチュ(神人)」がニライカナイの来訪神を迎える祈願。
主に女性中心の祭祀です。
祭り一番のハイライトは、船漕ぎ競争(ウガンバーリー)。
腰まで海水につかり太鼓を打ち鳴らしながら、懸命にゴールを目指して漕ぐ男性を迎える女性の姿は圧巻です。
ぜひ1度は見て欲しい伝統行事です。
- 開催時期 例年9月初旬(旧盆明けの初亥の日)
- 開催場所 大宜味村 塩屋湾内集落
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:0980-44-3007
宜名真のフーヌイユまつり(11月)
宜名真のフーヌイユまつりは、国頭村宜名真漁港で毎年行われているお祭りです。
祭りの名前である「フーヌイユ」は、富の魚と書くことから幸福を呼ぶ魚として親しまれています。
別の方言では、「マンビカー」とも呼ばれていて、和名では「シイラ」のことを指します。
祭りではこの時期にしか味わえない「干しフーヌイユ」の販売も!
屋台ではフーヌイユを使った料理ももちろん、いろいろな沖縄の特産品が味わえます。
そのほか、ステージイベントや遊覧船(※要予約)も楽しめますよ。
- 開催時期 例年11月下旬
- 開催時間 年によって異なるため、事前にホームページや電話でご確認ください
- 開催場所 国頭村宜名真漁港
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:0980-41-8532
沖縄のその他の地域のお祭り・伝統行事をご紹介!
沖縄ではやんばる三村以外でも、美しい海や星空、花など、豊かな自然に関連するお祭りがたくさん開催されます。
温暖な気候から、「日本一早い◯◯」を謳ったお祭りも。
沖縄の特産品や、音楽、花火を楽しめるお祭りや伝統行事も盛りだくさんですので、ぜひチェックしてみてくださいね!
首里城 新春の宴(1月)
新春の幕開けを華やかに彩る、お正月行事。
琉球王朝時代に元旦に行われていた儀式「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」を、首里城御庭を使って再現したイベントです。
国王・王妃出御をはじめ、御座楽演奏や琉球舞踊など、さまざまな宴の予定があり、首里城らしいお正月を堪能できます。
雅やかな空間、装飾に着物は、まるでタイムスリップしたかのよう。
宮廷舞踊や首里の旗頭(はたがしら)の演舞も同時開催され、開催期間中、にぎやかなおめでたい雰囲気に包まれます。
- 開催時期 例年1月1日~3日にかけて
- 開催場所 首里城公園(世誇殿、下之御庭、系図座・用物座、首里杜館)
- 入場料 無料※有料区域公開エリア内で開催されるプログラムの場合、別途入場料が必要
- お問い合わせ TEL:098-886-2020
沖縄花のカーニバル(1月〜)
「暖かい沖縄」と「花いっぱいの冬」を県内外にアピールし、「冬でも楽しめる沖縄」として開催されています。
1月~5月の花のカーニバル期間中には、県内各地で開かれる花祭りの紹介や、県民一人ひとりの景観に関する意識高揚を図るための催しなどが行われます。
フラワーアイランド沖縄を目指している取り組みの1つです。
- 開催時期 例年1月~5月
- 開催場所 沖縄県内 各地
- 参加費 無料
- 駐車場 各場所による
- お問い合わせ TEL:098-859-6129
本部八重岳(もとぶやえだけ)桜まつり(1月・2月)
沖縄花のカーニバルの中の一つのお祭りです。
標高453mの八重岳一帯に咲き誇る、約7,000本の琉球緋寒桜。
この琉球緋寒桜の開花をスタートに、「ひとあしお咲きに」をキャッチフレーズに開催される日本一早咲きの桜まつりです。
4.5kmの桜並木が山頂まで続き、ピンク色の琉球緋寒桜が鮮やかに周囲を彩ります。
- 開催時期 例年1月中旬~2月頭にかけて
- 開催場所 八重岳桜の森公園(沖縄県国頭群本部町字並里921番地)
- 入場料 無料
- お問い合わせ TEL:0980-47-2700
日本最南端 八重山の海びらき(3月)
日本最南西端、八重山(やえやま)で行われる、日本一早い海びらきです。
海の安全を祈願して、例年3月中旬頃、沖縄県の石垣市、竹富町、与那国町で、各年交代で開催されます。
イベントは早朝から行われ、安全祈願のほか、子どもたちによる初泳ぎや郷土芸能、お笑いライブ、音楽ライブなどの舞台発表もあり、盛り沢山の内容です。
また、恒例のミス八重山の発表もあります。
予約などは必要なく、地元の人だけでなく観光で来た方の参加ももちろんOK!
一足早い夏を楽しみましょう!
- 開催時期 例年3月上旬
- 開催時間 目安:早朝から(年によって異なるので、事前にホームページやお電話でご確認ください)
- 開催場所 年によって異なるので、事前にホームページやお電話でご確認ください
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:0980-43-2265
琉球海炎祭(4月)
例年4月に行われる沖縄最大級の花火大会イベントです。
2004年4月に第1回が開催されてから毎年行われています。
2010年以降の花火は、毎年コシノジュンコ氏がデザインをし、花火師の方が設計をしているデザイン花火。
10,000発、約1時間の花火ショーです。
毎年、装いを新たに繰り広げられる花火のイリュージョンを、ぜひ1度お楽しみください。
- 開催時期 例年4月上旬
- 開催時間 年によって異なるので、事前にホームページやお電話でご確認ください
- 開催場所 宜野湾(ぎのわん)市宜野湾トロピカルビーチ海浜公園
- 入場料 自由エリア:3,300円 小人2,200円(エリアごとに料金が変わります)+指定席料
- お問い合わせ TEL:098-988-4981
沖縄の漁師文化「ハーリー(ハーレー)」(5月~7月)
ハーリー(ハーレー)とは、今から約600年前の琉球王国時代に中国から伝わった、航海安全や豊漁、無病息災を祈願する沖縄の漁師文化。
サバニと呼ばれる伝統漁船で競漕を行う行事です。
沖縄では「ハーリーの鐘が響けば梅雨が明け、本格的な夏が始まる」と言われています。
各地でのハーリーをいくつかご紹介しますね。
■那覇ハーリー
那覇ハーリーは、沖縄で最大規模!
観光で訪れた人にも気軽に見てもらえるようにと、毎年ゴールデンウィークの期間に開催しています。
32人の漕手が、装飾鮮やかな一艘の爬龍船に乗り競漕する、勇壮なお祭りです。
3日間開催されるうちの2日目は、当日会場にいらした方でもハーリーの舟に直接触れられる「ハーリー一般体験乗船」が行われます。
人気があり混み合うことがあるため、体験希望の場合は時間に余裕をもって向かいましょう。
一般体験乗船の参加は無料です。
また、ハーリー競漕のほかにも、お笑いステージやライブや相撲大会、打ち上げ花火などさまざまなイベントが開催され、開催期間中は朝から夜まで港は大賑わいです。
- 開催時期 例年ゴールデンウィークの間
- 開催場所 那覇港新港ふ頭
- 開催時間 お問い合わせください
- 入場料 無料
- お問い合わせ TEL:098-862-144
■糸満(いとまん)ハーレー
糸満ハーレーは、今から450年前~580年前に、豊見城の城主で後に南山王となった汪応祖が、中国で見てきた行事をこの地に伝えたとされています。
今では旧暦の8月15日に行われる糸満大綱引きと並んで糸満の2大年中行事の1つです。
唯一の海の祭りとして、盛大な催しになっています。
- 開催時期 例年5月下旬から6月
- 開催場所 糸満漁港(沖縄県糸満市字糸満)
- 開催時間 お問い合わせください
- 入場料 無料
- お問い合わせ TEL:098-992-2011
■万座(まんざ)ハーリーフェスティバル
鮮やかな装飾が特徴の爬龍船(はりゅうせん)に2列になって乗り込み、その速さを競います。
爬龍船が真っ青な海を裂くようにして力強く進む姿を、バーランクーや笛を鳴らして応援する観客たちで、港は大賑わい。
実は、一口にハーリーと言っても、内容はさまざまです。
航海安全・大漁祈願する「御願(うがん)バーリー」。
職業別に対抗戦を行う「職域ハーリー」。
女性だけの「マドンナハーリー」。
転覆させた後にもとどおりにしてレースを続ける「転覆ハーリー」。
万座ハーリーフェスティバルは、「県知事旗争奪」のハーリー。
観光客でも乗船してレース参加が可能なハーリーとしても有名です。
毎年大賑わいで大盛り上がりの万座ハーリーフェスティバル!
ぜひ間近で体感してみてください。
- 開催時期 例年6月下旬~7月上旬の日曜日
- 開催時間 11時~16時30分(予定)
- 開催場所 ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(恩納(おんな)村瀬良垣2260)
- 入場料 お問い合わせください
- お問い合わせ TEL:098-868-7797
海洋博公園サマーフェスティバル(7月)
例年7月に行われています。
無料で鑑賞できる花火大会では最大級!
毎年テーマを決めて打ち上げられる色鮮やかな花火が楽しめます。
約1万発の花火が打ち上げられる8時間前からイベントが開始。
その前の時間からも周辺施設でさまざまな子どもが楽しめるイベントがあります。
県内のアーティストによるオープニングアクトから大盛り上がりのサマーフェスティバルです。
会場では鑑賞するだけでなく、子どもたちが涼みながら楽しめるビーチアトラクションも開催され、日中から賑わっています。
そのため、当日は早くから混雑が予想されます。
万が一の場合の渋滞対策もして、時間に余裕を持って行きましょう。
- 開催時期 例年7月中旬
- 開催時間 12時~20時50分(予定)※花火打ち上げは20時から
- 開催場所 国営沖縄記念公園(海洋博公園)エメラルドビーチ (沖縄県国頭群本部町石川424)
- 入場料 無料(入場制限2万人)
- お問い合わせ TEL:0980-48-2741
シーポートちゃたんカーニバル(7月)
1987年に町おこしの一環で始まった、シーポートちゃたんカーニバル。
特徴は、何と言っても沖縄県内唯一の水中花火です。
打ち上がった花火が海面に映り、息を呑むほど美しい景色が広がります。
花火のほかにも、ステージイベントやコンサート、いかだ競漕などがあり、見どころ盛りだくさん!
梅雨明けしたばかりの沖縄の夏を感じられますよ。
- 開催時期 例年7月上旬~中旬の週末(2日間)※例外あり
- 開催時間 年によって異なるので、事前にホームページやお電話でご確認ください
- 開催場所 北谷公園サンセットビーチ(北谷町美浜2)
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:098-982-7714
南の島の星まつり(8月)
毎年、石垣島で行われる沖縄県内最大級の星空イベントです。
2021年で20年目を数える大人気イベントで、星空観察会や島出身アーティストによるライブなどが行われます。
石垣島はもともと、星にまつわる民話や民謡が数多く残る島。
全天にある88星座のうち、84星座を見ることができます。
このイベントに合わせ、20時半から1時間、街中がライトダウンされ園内は真っ暗に。
思わずため息が出るほどの、満天の星空を見ることができます。
- 開催時期 例年8月
- 開催時間 年によって異なるため、事前にホームページや電話でご確認ください
- 開催場所 南ぬ浜緑地公園(沖縄県石垣市南ぬ浜町)
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:0980-82-1535
沖縄全島エイサーまつり(8月・9月)
エイサーとは、日本の盆踊りに当たるもので、太鼓を打ち鳴らしながら掛け声を掛け合って踊ります。
沖縄全島エイサーまつりは、毎年旧盆明けの最初の週末に行われる、沖縄の夏の風物詩です。
1956年の「コザ市誕生」を機に「全島エイサーコンクール」としてスタートしていますが、エイサーそのものの歴史はさらに古く、1600年代初頭に浄土宗の袋中上人が琉球王国に伝えた「念仏踊り」が始まりとされています。
※現在も研究中。諸説あります。
祭りには本島各地から選抜された青年会などの団体や、全国の姉妹都市や協賛団体からのゲストが集結します。
会場に鳴り響く三線や歌、太鼓のリズムに思わず踊りだしたくなるかもしれません。
太鼓の迫力あるバチさばきは必見です。
本場のエイサーを肌で感じられる、一大イベントです。
沖縄全島エイサーまつりは、3日間開催されます。
金曜日の初日には、国道330号コザ・ゲート通りでの「みちじゅねー」。
土曜日の中日が沖縄市青年団協議会による「沖縄市青年まつり」。
日曜日が「本祭」として、全島から集められた青年会によるエイサー大会が、沖縄市コザ運動公園で開催されます。
会場周辺では、夜遅くまでまつりの賑わいが続きます。
- 開催時期 例年8月末~9月初旬(旧盆明けの最初の週末)
- 開催時間 15:00~21:00※例外あり
- 開催場所 年によって異なるので、事前にホームページやお電話でご確認ください
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:098-937-3986
多良間(たらま)の豊年祭・八月踊り(9月)
宮古島と石垣島の間に浮かぶとても美しい島として知られる多良間島。
豊年祭&八月踊りは、毎年旧暦の8月8日から10日の3日間に開催され、五穀豊穣を祈願して多良間村の貴重な民俗踊り、古典踊り、組踊が行われます。
1600年代当時、15歳から50歳までの農民に対して、重い税を課せられた宮古・八重山地方。
その重税を旧暦の7月までに農民たちが納め、翌8月に仲筋地区の土原ウガム゜、塩川地区のピィトゥマタウガム゜に完納の報告・次年の豊作祈願することを年中行事とするようになったのが起源です。
毎年の重税を無事に納めたことに対し村民あげて盛大に祝い、楽しみ、慰め合い、励ましあった祝席で踊り出した「民俗踊り」が、現在まで伝わる「多良間の豊年祭・八月踊り」です。
県内外から注目を集めている国指定重要無形民族文化財で、この時期には多くの観光客や研究者が多良間村を訪れます。
琉球王朝のころの宮廷舞踊が発祥と伝えられる奉納舞台は見応え十分です。
- 開催時期 例年9月初旬〜中旬
- 開催場所 沖縄県宮古群多良間村
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:0980-79-2260
首里城公園「琉球王朝 中秋の宴」(9月)
琉球王国時代、中国からの使者「冊封使(さっぽうし)」をもてなす宴を再現した行事です。
毎年、旧暦の8月15日に近い土日に行われます。
陽が落ちる少し前から始まり、メインは夜。
ライトアップされた首里城正殿をバックに、正殿前の御庭(うなー)に特設された舞台で琉球舞踊や三線の演奏、組踊(くみおどり)などの琉球古典芸能が披露されます。
※組踊とは、能や狂言、歌舞伎などに影響を受けてつくられた琉球の舞踏劇。構成は、演技(台詞)、歌(琉球音楽)、踊り(琉球舞踊)など
この宴の特徴は、音楽全てが生演奏なところ。
心地よい音楽とともに、琉球王朝の歴史と伝統を感じることができます。
さらに、このイベントでは、開催する年度の首里城公園行事に参加する国王と王妃を一般公募者から抜擢する後悔選出大会も行われます。
毎年混雑することが予想されますので、会場への移動は時間に余裕をもって向かいましょう。
- 開催時期 例年9月中旬
- 開催時間 18時半~21時(予定)
- 開催場所 首里城公園 御庭特設ステージ(沖縄県那覇市首里金城町1-2)
- 観覧料 無料(座席ブロック指定:1,000円、立ち見:500円)
- お問い合わせ TEL:098-886-2020
那覇大綱挽(10月)
沖縄最大級の伝統文化行事で、琉球王朝時代の那覇四町綱の伝統を引き継ぎ、行われていました。
一時は途絶えましたが、1971年に那覇市の市政50周年記念事業として復活。
それ以来、規模を拡大しながら続いている伝統行事です。
大綱挽は、太く大きい綱を2本準備して挽きあいます。
東側が雄綱、西側が雌綱と呼ばれ、それぞれ大きさが違うのも特徴。
雄綱と雌綱の綱の先に輪を作り、カチナ棒で結合させて綱を挽きあい、稲作のための雨乞いや五穀豊穣などを祈願するのです。
毎年、挽き手に1万5千人もの人が参加しているギネス認定の伝統行事は一見の価値あり!
勝敗で吉凶を占った後は、切り取ったご利益ある手綱を持って帰ることができます。
また、連動して3日間かけて行われる「RBC市民フェスティバル」は、打ち上げ花火やライブステージなどで盛り上がります。
- 開催時期 例年体育の日の前日(日曜日)※台風時は変更あり
- 開催場所 沖縄県那覇市 国道58号線久茂地交差点
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:098-866-4858
沖縄の産業まつり(10月)
沖縄県内の全産業が一堂に集まる総合産業展。
沖縄県を拠点とする企業、各種団体、個人の特産品や新製品が多く集まるため、県民にも馴染みがある催し物です。
- 開催時期 例年10月下旬
- 開催時間 10時~18時
- 開催場所 那覇市 奥武山(おうのやま)公園
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:098-859-6191
クイチャーフェスティバル(11月)
クイチャーフェスティバルは2002年から始まった秋祭り。
クイチャーとは宮古の伝統的な踊りと唄のこと。
元々は神への祈りを唄にしていましたが、次第に大衆娯楽として大勢が輪になって恋の唄なども歌われるようになりました。
伝統クイチャー部門と創作クイチャー部門の2部門を島内外の団体・グループが競い、優勝を決めます。
幅広い年齢層が舞い踊るお祭りで、島の内外から多くの人が集まります。
- 開催時期 例年11月の第1日曜日
- 開催時間 年によって異なるため、事前にホームページや電話でご確認ください
- 開催場所 JTAドーム宮古島(沖縄県宮古島市平良下里2511−35)
- 参加料 無料
- お問い合わせ TEL:090-8293-6056
お祭りや伝統行事をチェックして、沖縄旅行を楽しもう!
沖縄では年間通してさまざまなお祭りや伝統行事が開催されています。
見に行くもの・参加できるものさまざまありますが、どれも楽しく魅力的なものばかり。
お祭りを通して、沖縄の豊かな自然を感じることもできるでしょう。
また、日本とは少し異なる独自の文化で発展してきた沖縄だからこそ味わえるお祭りや伝統行事も、ぜひ楽しんでくださいね!
やんばるへお越しいただいた際には、ビジターセンターへお立ち寄りいただくと、今の最新情報をお届けできます。
観光情報からお祭りやイベントの日程までご案内いたします。
南の島の北のほう通信では、お祭りや伝統行事のほか、沖縄の自然やアクティビティなど、観光に役立つ情報を多数発信中!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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